2025/07/13(日)
家を手放すという、前向きな選択
目次
家を手放すという、前向きな選択
—「売る=後ろめたい」から、「売る=安心」へ
家を売るのは、逃げじゃない。
長年住んできた家、家族との思い出が詰まった家。
それを手放すことに、どこか「罪悪感」や「後ろめたさ」を感じてしまう——そんな声を、多くの方から耳にします。
でも、家を売るという選択は、決してネガティブなものではありません。
それは、「これからの暮らし」をもっと快適に、安心できるものにしていくための、前向きな一歩です。
これまで守ってきた家だからこそ、今度はあなた自身が“守られる側”に回ってもいいのではないでしょうか?
なぜ、売却をためらってしまうのか?
「子どもが帰ってくる場所を残しておきたい」
「この家には、夫や妻との思い出がある」
「まだ住めるから、売るのはもったいない気がする」
「老後の“最後の砦”として取っておいた方が安心じゃないか」
こういった想いは、ごく自然な感情です。
誰だって、自分の人生を重ねてきた住まいには、特別な感情があります。
ですが、同時に——
「家が広すぎて掃除がつらい」
「2階の寝室が不便に感じる」
「子どもはもう実家に帰ってこない」
「草むしりや雨漏りの心配が増えた」
そんな声もまた、年々増えています。
つまり、ためらいの正体は「思い出と現実のせめぎ合い」。
どちらも大切だからこそ、私たちは立ち止まってしまうのです。
けれど本当は、「これからどう暮らしたいか」が、もっとも大事な問いかけのはずです。
未来の自分を安心させる選択こそが、これからの人生に“意味”を与えてくれます。
売却することで得られる、3つの「安心」
① 経済的なゆとりが生まれる
不動産を所有し続けるには、目に見えない出費がつきものです。
固定資産税、火災保険、外壁の塗装、屋根の修理、庭の剪定…。毎年積み重なると、意外と大きな金額になります。
売却すれば、その維持費から解放され、まとまった現金を得ることができます。
これによって、老後の資金にゆとりができ、「何かあっても大丈夫」という精神的な安心感が手に入るのです。
さらに、売却益を使って趣味や旅行を楽しんだり、将来の医療・介護費用に備えたりと、“暮らしの選択肢”が広がるのも大きな魅力です。
② 身の丈に合った住まいへの住み替え
年齢を重ねるにつれて、「今の家」が今の自分に合わなくなっていくことも増えます。
- 階段の昇り降りがしんどい
- 部屋数が多くて掃除が追いつかない
- 病院や買い物に行くのに時間がかかる
そんな不便を感じながらも、「まぁ、まだ住めるし」と我慢している方は多いものです。
けれど、売却を決断することで、駅チカや平屋、バリアフリー仕様などのコンパクトな住まいへ住み替えることができます。
“住まいを変える=暮らしのストレスを減らす”ということ。
「家を手放す」というより、「暮らしを軽くする」感覚で考えてみてもいいかもしれません。
③ 相続のトラブルを防ぐ
将来、お子さんやご家族にとって、その家は「財産」ではなく「重荷」になってしまうかもしれません。
たとえば、兄弟姉妹で相続する場合、
「誰が住むのか」
「どう分けるのか」
「いつまで空き家にするのか」
など、感情とお金が絡む問題になりがちです。
しかし、生前に家を売却して現金化しておけば、分けやすく、話し合いもスムーズに進められます。
“今のうちに整理しておく”ことは、家族への最後の思いやりになるのです。
「売ってよかった」——あるご夫婦の選択
刈谷市にお住まいのSさんご夫婦(70代)は、築40年を超える戸建てに住み続けていました。
「若い頃に建てた家だったし、子育ての思い出もたくさんあるから、なかなか決断できなかったんです。
でも、掃除も階段もだんだんしんどくなってきて…。家の中よりも“自分の体”のほうが変わってきたと感じました。」
売却に踏み切るまで、2年近く悩んだそうです。
しかし、お子様たちともじっくり話を重ね、駅から徒歩5分のマンションへ住み替えを決断。
「今思えば、もっと早く動けばよかった。
買い物も通院も便利だし、夫婦ふたりでゆったりできる空間が、何よりありがたい。
“今の暮らし”を大切にして、本当に良かったと思います。」
今だからこそ、“動ける”という価値
家を売ることは、決して「過去を捨てる」ことではありません。
それは、「これからの安心をつくる選択」なのです。
年齢を重ねると、「変わること」そのものが怖くなります。
でも、本当に怖いのは、「変わりたいのに、動けなくなること」ではないでしょうか。
家族のために守ってきた家。
その家を手放して、“自分自身のための暮らし”を手に入れる。
それは、人生のラストステージを豊かに生きる、素晴らしい決断です。
動ける今こそ、チャンスです。
あなたがあなたらしく、心地よく暮らせる場所へ。
その一歩を、今日から少しずつ考えてみませんか?
最後に
不動産の売却を進めるには、プロからのアドバイスを受けることが重要です。
そのため、まずは私たち三河不動産売却センターへの相談をお勧めします。
私たちは、創業90周年を迎え豊富な実績と地域業者様との長年にわたるネットワークを活かし、迅速かつ適正な価格での査定をお約束します。
また、売却に伴う手続きや費用についてもサポートいたしますので、安心して相談してください。
お客様のご要望や状況に合わせた柔軟な対応を心掛けています。ぜひ、お気軽にご相談ください。